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漢方(東洋医学)では標治法、本治法と言う施術法の概念があります。標治法とは局部的な症状だけを改善される施術法はであり、本治法とは 局部の症状が出た原因も特定し、心身共に全体的に体質改善させる施術法です。
まずは辛い症状を改善するため標治法を主に致しますが、同時にその症状が出た原因を取り除き体質改善をし、自律神経のバランスを整える本治法も用います。標治法だけで辛い症状が改善されたとしても根本の原因を正さなくてはまたすぐ再発してしまいます。本治法も同時に行うことにより体質改善をし、自律神経の乱れなども改善し、健康な心身を取り戻すことができるのです。
都会を離れ自然の中に身を置くことカタルシスやアースなどという言葉もありますが心身の浄化です。施術者が心身共にベストな状態でいなければ鍼施術の効果も低下してしまいます。
検査しても異常が無いが首肩の凝り、腕の痛みを訴えられてご来院される方も多くおられます。殆どの方がデスクワークなどによるストレスなどにより自律神経のバランスが崩れておられます。頭、目、首肩、背部の緊張を緩め、自律神経神経を整えるツボに鍼施術、経絡指圧を行うことができれば症状改善が期待されます。
動悸、イライラ、息苦しさ、首肩の強い凝りなどで検査にて異常なし、パニック障害、不安神経症と言われ当院に来院される。経絡指圧にて頭部、首肩、背中の強い緊張、足の冷えむくみが確認され、漢方で言うところの陰の気が消耗し、陽の気が上がっておられ、自律神経のバランスも崩れておられる様子である様である事を確認する。
陰陽のバランスを整え、経絡の鬱滞を改善するツボに丁寧に鍼施術を行うことにより暫時症状改善され「ずっと緊張状態だったのが心も体も緩み、まわりの人からも元気になったねと言われます」と喜んでおられました。