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こめかみの痛み、首肩の凝り、頭痛が主訴で当院に来院られる。頚部の運動制限はないが回すと痛みがあるとのこと。経絡指圧にて頭部、首、肩、肩甲骨周辺の強い緊張を確認。長時間のデスクワークによるストレスが原因で常に緊張状態が取れないとの事。筋肉の緊張を緩め、自律神経を整えるツボに経絡指圧、鍼施術を行ったところ「頭や首肩がとても軽くなりました。目もスッキリしてます」と喜んでおられました。
前回か鍼の太さについて述べました。今回は鍼を刺入する深さについてですが鍼がツボをとらえた時に体の奥にヅンというような感覚を感じます。これが「突起」という鍼がツボにあたり経絡の流れを整えるスィッチが入った時の感覚です。これがなくては鍼施術の効果は無いに等しいものです。よく痛くない鍼とか言うことも聞きますが痛くない(突起のない)鍼施術は誰でもできます。
またしっかりツボに鍼施術ができれば深く施入する必要はありません「そこの鍼すごく効いてます」と患者さんがおっしゃられ「2、3ミリ程度入れてるだけですよ」というと「すごく深く鍼が入っているのかと思いました」と言われることも多いです。細い鍼で浅く施入し患者様の体に負担をかけない技術が鍼灸師には必要となります。
鍼施術は受けてみたいけれども怖いと思ってる方も多いようです。鍼灸でよく使われる鍼の太さは注射針の何分の1の太さです。細い鍼はフニャッとしているので施入しにくいのでしっかりツボに入れる為には技術が必要となりますが当院では細めの鍼を使用します。しっかりとツボが取れれば指圧、鍼施術において物理的な力は少なくてすみ患者様の体にかかる負担も最低限で行えます。
ツボをしっかりとらえた時「先生そこすごくいたい」とおっしゃられ、ツボではない場所に「これくらいの力ですよ」と触ってみると「えっそんな触れてるくらいなのですか?」と驚かれる事がよくあります。しっかりと正しくツボをとることにより最小限の負担で最大限の効果を出すことが必要となります。
2/11(土)は祝日ですが午前中のみ鍼施術致します。
(完全予約制)
今年の冬は寒さが厳しいですね。漢方の陰陽五行では寒いと体を温めようと陽気が盛んになり、陰が消耗します。陽気が上り陰が減ると「風呂の空焚き」のような体質になってしまいます。
イライラ、頭痛、首肩の凝り、冷えのぼせなどの症状が出やすくなり、やる気がおきない、倦怠感など元気(腎の気)が低下してしまいがちです。
当院では陰陽のバランスを整え、経絡、気血水の鬱滞を改善するツボに鍼施術を行うことにより元気に冬の寒い時期を過ごしていただけますよう尽力いたします。