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つらい首、肩凝りで整体、マッサージ、鍼灸などで局部の施術だけを受けていても良くならないとの事で当院には多くの方が来院されます。
症状を詳しく聞いてみると頭痛、めまい、うつ症状などの不定愁訴(自律神経失調症)がある方がほとんどです。
伝統東洋医学(漢方)では心身を部品のようにみるのではなく全て繋がっている一つの生命体としてみます(心身一如)
自律神経のバランスを取る鍼施術により首こりの症状も改善され、また首への秘穴なども用いた鍼施術により自律神経失調症も改善されます。
冬季うつは日射量が減少し、気温が下がることによって
発症します。気分の落ち込み、倦怠感、イライラ、ものごとを楽しめないなどの症状は一般的なうつ病と同じですが食欲の低下、不眠などの一般的なうつ病とは違い過眠、過食などにより太ってしまうなどの状態になられます。
日光を浴びる事が大切なのですが大阪市福島区野田阪神付近では高層ビルが多いため日射量はさらに減ってしまいます。鍼施術により気血の滞りを改善することにより改善が期待されます。
東洋医学の鍼灸を受けてみたいけど保険も効かないし「鍼って怖くないのかな?」などどこの鍼灸院に行ったらいいのか迷っておられる方も多いと思います。
鍼灸師の国家資格を持っていても技術、知識などのレベルは雲泥の差があると言っても過言ではありません。
統計では鍼灸院を開業しても一年後には半数以上が閉院、5年以上続けている鍼灸院は2-3%と言われています。できる鍼灸院(鍼灸師)だけが生き残る厳しいものです。
その鍼灸院が長期間続けているのかを一つの判断基準にすることを調べてみるのは大切です。
極めるという事は無駄がない事、一流の武道家やアスリート、芸術家などを見ていると無駄な動きがなく、とても動作や所作が流れるように綺麗です。施術家もそうです。
私が師事していた東洋医学の大家の老師も惚れ惚れするような動きをされておられました。私も後進の鍼灸師に指導をする事も多いですが未熟な鍼灸師は施術の動きを見ればすぐわかります。
今、どこかで施術を受けられている方はぜひ施術者の動きが見れるようならチェックしてみるのもお勧め致します。
針といえば注射針などを想像しておられる方も多いのですが一般的に使われる注射針の太さは約0.7-0.9ミリ、当院で主に使用する鍼は主に0.17-0.2ミリ前後です。注射針の約1/4-1/3程度の太さです。また注射針は皮膚を突き破る為、先端が鋭利になっていますが、当院で使用する鍼は皮膚や筋繊維の間をかき分け、神経を傷つけないよう先端が丸くなっております。鍼の刺入時の痛みはほぼありません(刺入時の技術や施術者の指頭感覚がとても重要になりますがこれに関してはかなりのスキルが必要となりますのでまた後述致します)