- Blog記事一覧 -1月, 2023 | 大阪(福島区) えびえ鍼灸整骨院の記事一覧
1月, 2023 | 大阪(福島区) えびえ鍼灸整骨院の記事一覧
50代前半女性、頭痛、首肩こり、気分の落ち込みなどでホルモン経皮剤を処方されておられる。漢方による舌、脈の状態、経絡指圧により、陰の気が低下し「気逆」の状態になっておられるのを確認。
陰陽のバランスを整え、経絡の鬱滞を改善するツボに鍼施術を丁寧に行うことにより「頭痛もほとんど良くなり、首肩も気持ちも軽くなりました」と喜んでおられました。
私が入門したばかりの時、師匠に「鍼施術は自分の命を切り売りする様なものだ」と言われました。実際臨床において真剣に集中力を高めれば高める程、施術者の気は消耗し、患者さんの邪気をもらってしまいます。患者さんにとっては邪気を抜かれるのは良いことですが術者が弱ってしまいます。術者の心技体が整ってなければ鍼施術の効果も落ちてしまいます、自分自身の心技体を整える修行、鍛錬を欠かさず続けております。
40代前半女性、幼稚園児の子育て中、習い事の送迎、家事などのストレスにより緊張状態にあり不眠、頭痛、首肩の強いこり、疲れが取れないなどの自律神経失調状態の為来院される。経絡指圧にて頭部、首肩背部の強い緊張、足の冷えむくみを確認ストレスによる「気逆」の状態になっておられる。心身の緊張を緩めるツボに鍼施術を行うことにより改善され「よく眠れるようになり、首や肩、背中のこりが楽になり気持ちやからだも軽くなりました」と喜んでおられました。
60代前半男性、ギックリ腰になり今夜どうしても行かないとだめなお通夜がある為なんとかして欲しいと来院られる。腰部の後弯があり、ラセーグテストも陽性、腰椎の神経根が圧迫されておられる状態。腰部の緊張を緩め神経根の圧迫を改善する疎経活絡のツボに鍼施術を丁寧に行うことにより腰も動くようになり「かなり楽になりました、お通夜に行けます」と喜んでおられました。
えびえ鍼灸整骨院は大阪市福島区にて平成9年に開院し、今年(令和5年)26年を迎えます。思い起こせば40年前京都府立大学に在学中にオーストラリアへ留学し事故に遭い帰国し当時中国鍼の第一人者でありました故前田昌司先生の鍼施術にて健康を取り戻し伝統鍼灸の素晴らしさに魅力され大学卒業後師事させて頂き当時の中国鍼と深い親交があった師匠に上海中医学院の大家であった蔡老師の基で修行させて頂き門外不出の伝統鍼の技術を伝授させて頂いたことはそれからの私の伝統鍼施術の道を進んでいく上でとても幸運な事でした。令和5年初頭にあたりこれからも伝統鍼施術の道を極めていく決意であります。