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背中や肩の奥には肺があり深い鍼をしてしまうと肺に当たり気胸になる危険性があるので慎重に鍼施術を行わなくてはなりません。特に背中の張りが強い方は肩甲骨周囲が張ってあり取穴が困難になっており腕の角度を調整し「肩甲骨剥がし」の特別な技術が必要となります。肩甲骨を浮き出ししっかりツボをとらえ横刺で鍼施術をする安全で効果的な技術が必要とされます
朝より腰痛が強くなる、今まで何度かギックリ腰の症状はあったとの事。急性腰痛の特効穴に鍼施術を行ったところ帰りにはかなり良くなったと喜んでおられました
50歳男性、耳鳴りにて耳鼻科にて検査するが異常なし。知人の紹介にて当院へ来院される。
強い首肩凝り、不眠、めまいなども訴えておられ四診、経絡指圧にて全身の状態を確認したところ陰陽のバランスが乱れ「気逆」の状態になっておられる。
陰陽のバランスを整え、経絡の鬱滞を改善するツボに鍼施術を行う。3-4回の施術にて症状かなり改善されたと喜んでおられました
冬になり、気温が下がってくると特に女性の方は腎陰の力が落ち経絡を流すエネルギーが低下し、頭痛、肩こり、気分の落ち込み、足の冷え、むくみなど自律神経失調状態を引き起こすことが多くなります。陰陽のバランスを整え、経絡の鬱滞を改善するツボ正確な鍼施術をすることにより体質の改善が期待されます。冬の寒い時期を元気で明るく過ごしていただけますよう当院は尽力致します
漢方、東洋医学においてつらい症状を改善する鍼施術を行う為には施術者のしっかりとした技術、知識、経験が当然のことながら必要不可欠なことです。
40年前、大学在学中オーストラリアに留学していた時に
事故に遭い心身ともにボロボロになり帰国した私は恩師である故前田昌司先生の鍼施術を受け元気を取り戻していただいた事が漢方、東洋医学の鍼施術の素晴らしさとの出会いの始まりでした。
当時の科学の最先端といわれていた有機化学のミクロの世界から漢方、伝統東洋医学のマクロの世界に飛び込んだともいえる事だと思います。
当時は師弟関係も今では考えられないほど厳しく伝統東洋医学の理論の研究は勿論ながら鍼施術の修得の為必死の覚悟で師の教えに従い中国にも留学し「門外不出」の秘技も授けていただくことができた事が今の私の宝物になっております。
私も今年還暦を迎えましたが初心を忘れず今までもこれからも1人でも多くの方に元気を取り戻していただけますよう、三千年も続く伝統東洋医学の鍼施術の素晴らしさが正しく継承されるよう研鑽研磨していく道を進んで参ります。