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今の自分は昔の自分には戻れません。そして未来の自分も今の自分には戻れません。
長期化しているコロナ禍での自粛規制により社会の流れが滞り心身の不調に悩まされておられる方が増えております。コロナ以前には普通に行っていた事ができなくなりました。
コロナの感染を抑え込む為には必要なのですがストレス社会では心身の健全な活動が抑制されてしまいます。
当院に来院される方にも気血の流れが滞り経絡が乱れている方が多く体も硬くなってしまい正確なツボを取るのにかなりの集中力が必要な方も増えておられます。皆様が元気を取り戻し健全に過ごされますよう尽力致しております。
伝統東洋医学を継承する鍼灸院として福島区にて開院し25年、延べ32万人の施術を致してまいりました。最近は20代から50代の働き盛りの患者様が多く見えられる様に思われます。社会や家庭で頑張って体調を崩し当院に来院していただいて元気を取り戻して喜んでいただく事は施術家冥利に尽きます。
私も来年は60歳になります、若かりし頃は恩師や老師のつきその治療技術の素晴らしさに「魔法でも使っているのか?」たど驚愕し必死でしがみつき机上の理論だけではわからない言葉でも伝える事ができない伝統鍼灸治療の感覚を持てる様になった事に私の求めていた道は間違いなかったと確信し、指導していただいた恩師や老師に感謝の気持ちでいっぱいであります。
三千年も続いている漢方鍼灸ですが治療効果のない本物で無ければ淘汰されてしまいます。これからもこの素晴らしい伝統東洋医学の鍼治療により1人でも多くの方が心身の健康と元気を取り戻していただけるようこれからも精進してまいります。
不眠、頭痛、首肩腰痛、気分の落ち込みなどの不定愁訴を訴え当院に通院されておられた40代後半の女性。
鍼施術による経絡調整を行い、上記の不定愁訴が軽減され喜んでおられたのですが先週に婦人科にてエコー検査で子宮筋腫がかなり小さくなっているとドクターもビックリされていたとの事でした。
子宮筋腫があるという事はお聞きしてましたが漢方東洋医学は西洋医学とは根本的に考え方が異なります。
患者さんの「証」をたて随証治療(ずいしょうちりょう)を行います。ですから特に子宮筋腫と言う病名にこだわって施術していたのではなく経絡の状態が良くなった事により自然治癒力が働き子宮筋腫も小さくなったという事です。
経絡鍼灸をする事により病院で長期間かかっていた病名が検査すると良くなる事は多々あります。
心身の不調を改善する方法として早朝に太陽を浴びて散歩するとセロトニンが分泌されノルアドレナリンの働きを抑制できるなど最近よく拝見致します。
要は現代のストレス社会において「自然の摂理から外れた生活(行動、考え)をすると心身の不調となり自然の摂理に従った行動、考え方ができれば心身の健康は取り戻せると言う事です。不調を抱えた患者様の状態も自然の摂理から離れた状態になっております。(ざっくりと言えばですが)それを正常な状態に導き健康を取り戻していただく事が我々鍼灸師の役割であると思っております