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ジャンダルム(日本で1番危険な登山)

2018.12.19 | Category: カテゴリ01

西穂高〜奥穂高への稜線はヤマヤ(山好きの人はこう呼びます)達の中でも行った人はあまりおりません(モンベルや好日山荘の店員さんでも行かれた方はほんの僅かです)私も日本アルプス等をはじめ日本中の高山には行ってきましたがここだけは大袈裟ではなく命を落とす可能性が非常に高いので子供達が小さい頃は行くのは避けておりました。長女は大学を卒業し企業で働いており今年は長男もM2になり就職も決まりました。私も56歳になり「今しかない」と思い今年の夏挑戦する事にしました。登山届けを出した時「昨日も一昨日も滑落死がありましたのでご無理はしないで下さいね」と言われ前泊した西穂高山荘のオーナーも「明日の天気予報では雨が降る確率が高く奥穂高への道の岩は濡れるととても滑るので正直行かない事をお勧めします」と言われましたが山の天気はその時にならないとわかりません、運があるかどうかなので翌朝決行する事にしました。家内には毎晩連絡するので連絡がなかったら捜索願いを出してもらう様伝えておりました。朝4時に西穂高山荘を出発し殆どの方は西穂高山頂から引き返す中、気合いを入れ出発しました。西穂高岳より先は足もつま先しか載せれなく指を岩に引っ掛けながらそそり立つ3000メートル級のピークを何度も超えなければなりません。

とても細いコースで左右は断崖絶壁で少しでも滑ったりすると滑落死です。その稜線の中のピークで1番高いのがジャンダルムでヤマヤは「ジャン」と呼びます。コースには標識などなく○が所々にあるだけでずっとガスってましたので見つけるのも大変で何度かコースアウトし引き返し死ぬ思いでした。コースに入ってすぐ足を骨折し救助要請を出しヘリを待っている方がおられました。携帯の電波も繋がらない事が多いのでその方は不幸中の幸いです。途中で小雨が降ってきて恐怖を感じましたがまたお天道様が出てくれたり「守って頂いている」という思いがでてお天道様に感謝の気持ちを伝えながらなんとかジャンのピークに立つ事が出来ました!奥穂高山荘に到着が17時、13時間かかりましたが奥穂高山荘に到着して小一時間程過ぎてから突然の強烈な雷雨!もう少し遅かったら私は間違いなくこの世にはいなかったでしょう。ジャンダルムを制覇したという達成感と(私は特に宗教等には属してませんが)「何かに守られている」という不思議な感覚と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今度のゴールデンウイークはネパールに行く予定でとりあえず富士山より高い山に挑戦する予定にしております。

私も平均的な寿命で言えば約3分の2程頑張ってきましたので残り(多分)3分の1の人生、山に限らず今のうちしか出来ない事をやっておかないとと思っております!


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